バイノーラルマイク-1(カナル型)

カナル型 ですので、このイヤホンを耳に装着すると、耳栓をしている様なものなので周辺の音が聞こえ難くなります。
私が収録の際は、その場の音をヘッドフォンで聞きながら収録するので、この方法は好みません。

音が聞こえ難い状態で「音をとる」???。
ですが面白い録音方法ですので一度試してみるのもよいでしょう。


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コードはイヤホンに付いていたコードです。
これはシールド・コードではありませんが、ネットで紹介されている多くがこのコードのまま使用している様です。

マイクの微小信号用としてはノイズを受け易く好ましくないのですが、ノイズが少ない場所であれば問題ない様です。

材料費を安価に済ませる為と割り切りましょう。

(安価なイヤホンは100%シールド・コードは使ってません。自作品を購入の際は確かめて下さいね。)


使用条件:
蛍光スタンド、AC電源の家電品等からは1m以上離して使用して下さい。


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ネットで紹介されている方法は勘合箇所を外していますが、しっかり接着されていて綺麗には外せません。

私の方法は勘合箇所を外さずに、マイクを装着する箇所に穴を開けるのみです。

ですから、元々付いているイヤホンのスピーカーは外してません。


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背面から穴を開けてマイクを入れてます。

たったこれだけの改造作業ですので、ご自分でやれば部品代のみで出来ますよ。


製作に使った工具
しかし、製作には工具が必要です。
工具から揃えるとなると高価になってしまいますね。

電ドルは回転数を可変できる物を使って下さい。ゆっくり回転させて穴あけします。
ドリルは1.5Φから6.5Φ迄のセット品を使い、最初に1.5Φの穴を開け、少しずつ大きく開けて最後に6Φです。

電ドルの左にあるのがミニルータです。電ドルで穴を開けますが、センターがずれた時に穴位置を調整します。 また、最後に穴径の微調整をします。

中央の赤いのはミニバイス。
下は半田ゴテ、半田、ワイヤーストリッパー、ニッパー、カッター、ピンセット、ルーペ。
そして、コードのGND側を調べるのに左下のテスターを使います。

これらの工具はホームセンターで全て購入出来ます。