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わが国から中国にかけて自生がみられる花木で、庭木や切り花として使われてきた、なじみの深い花木である。
■種 薄
切り花としては早生種、晩生種、高性種などいくつかの品種があるが、庭木としては特に選ばれていない。
ペニバナユキヤナギはつぼみが紅色であるが、開花すると薄い紅を帯びた白花になってしまう。
■栽培のポイント
日当たり、排水のよい、腐植質に富む肥沃な所がよく、1株を大きく育てるとみごとな株となって美しい。
●植えつけ時期
11月下旬〜12月、2月から3月までが適期といえる。
●植えつけ方
普通の庭土であればそのまま植えつけてよいが、植え土に堆肥や腐葉土を多めに混ぜ込み、やや高めに植えつける。
●施肥
2月と8月に油かすに骨粉を30%くらい混ぜたむのを1〜2握り根元にまいてやればよい。
●病害虫
風通しが悪いとアブラムシ、カイガラムシ、うどんこ病などがよく発生する。殺虫・殺菌剤を散布して駆除したい。
■花を咲かせるための剪定法
花のころから新梢を伸ばし、この枝の葉腋に花芽が形成されるが、元気よく伸びた徒長杖にも花芽は作られる。
整枝・前刀定は12月から1月および花の終わった直後がよい。
仕立て方としては、放任して育て、3〜4年に一度、花の終わった直後に根元から切り詰めて杖を更新したり、
元気のよい杖を5〜10本くらい残して、他の枝はきれいに切り取り、一定の高さから小技を四方に出してやるなどすると、
根元のすっきりした美しい株になる。徒長枝を1本伸ばし、1.5mくらいの高さから小枝を出させたスタンダード仕立てもおもしろい仕立て方といえる。
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