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モクセイと呼ばれるものの中で最も普及しているのがキンモクセイ。中国原産で広い範囲に植えられている常緑広葉の中高木で、
わが国でも東北南部以南から四国、九州にかけて植栽されている。
■種 類
ギンモクセイ、キンモクセイのほかに、花が帯黄白色のウスギモクセイ、シキザキモクセイなどがある。
■栽培のポイント
日陰にもよく耐えるので、目陰に適する木として扱われる場合が多いが、目陰では花つきが悪い。
●植えつけ場所
日当たりのよい肥沃な場所が適する。土質は特に選ばない。
●植えつけ時期
寒い時期はきらい、4月桜の花の咲くころから5月上旬、および9〜10月中旬ごろまでが適期。
●植えつけ方
植え穴は大きめに掘り、普通の土質であればそのまま植えてよい。根鉢はあまりくずさないほうがよい。
ビニールや腐らない材料で包んであるものは、根鉢をくずさないよう丁寧に取り除いて植えるが、
稲わらで包んモクセイと呼ばれるものの中で最も普及しているのがキンモクセイ。
中国原産で広い範囲に植えられている常緑広葉の中高木で、わが国でも東北南部以南から四国、九州にかけて植栽されている。
●施肥
窒素過多は絶対に避けたい。普通の庭土なら油かすと骨粉を等量混ぜたものを、2月に少量施す程度でよい。
●病害虫
通気が悪いとカイガラムシの発生が見られるし、夏の乾燥期にはハダニの被害が見られる。テッポウムシもときどき見られるので、
適宜、適切な駆除をしていきたい。
■花を咲かせるための剪定法
常緑樹の庭木の剪定は7月といわれるが、モクセイはこの時期は一番大切な時であるから、剪定は絶対に避けたい。
整枝・剪定は花後から3月上旬までに行いたい。花の咲いた枝は、2〜3節残して切り詰めると、4月以降に新梢が伸び、これに花芽がつくられる。
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