イチジク(無花果)
収穫が楽しみな果実
◆クワ科 ◆落葉中高木
1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10月 11月 12月
開花
花芽形成
前定・整枝
植えつけ








アダムとイブの神話にもでてくるように、古くから栽培されていた果実の一つである。中近東地方原産の落葉広葉の中高木で、 わが国への渡来は古いが、広く普及したのは大正時代になってからである。
■種 類
最も一般的に普及しているのが、夏秋兼用種の大果の枡井ドーフィン種である。ホワイト ゼノア、ブラウン ターキー。 蓬莢柿種は古くからつくられている秋果種である。
■栽培のポイント
寒冷地には適さないが、北海道を除けば大体栽培は可能である。 土質は選ばないが、日当たりがよく夏の生育期に水分の供給が可能な肥沃地で、雨の少ない所が適する。
●苗木の選び方
苗木はもっばら挿し木によるが、太くしっかりしている細根の多い健全な苗を選びたい。
●植えつけ時期
落葉期間がよく、大体11月下旬〜翌年3月上旬までが適期といえる。
●植えつけ方
植え穴は大きめに掘り、堆肥を十分に入れ、植え土とよく混ぜて保水性と排水性をよくしてやる。 植えつけ後は幹を50〜60cm残して切っておく。
●施肥
枝を元気よく伸ばす必要があるが、窒素過多は避けたい。 油かすと骨粉を等量混ぜたものか、粒状化成肥料を木の生育に合わせて追肥として施していく。
●病害虫
最もよく発生するのがテッポウムシである。特に7〜8月はカミキリムシに注意。
■実を成らせるための剪定法
・夏果種はことし伸びた枝先についた小果の状態で越冬し、翌年初夏に収穫できるので、枝先の切り詰めは避け、 開芯自然形に仕立てていくが、秋果種は春から伸びた新梢に結果するので、毎年冬季に基部2芽くらい残し、 芽と芽の中間で切り取り、元気のよい新梢を伸ばすようにしていく。
・ヨーロッパなどでは垣根仕立てなどで楽しんでいる。













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