トサミズキ(土佐水木)
茶花としても楽しめる早春の花
◆マンサク科 ◆落葉低木
1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10月 11月 12月
開花
花芽形成
前定・整枝
植えつけ








葉の開く前に、淡黄色5弁の花が7〜8個穂状に垂れ下がって咲く早春の花木。
■種 類
類似のヒユウガミズキ(別名イヨミズキ)はトサミズキに比べ、小型で細い枝を多数叢生する。
■栽培のポイント
樹勢が強く土質は特に選ばないが、日当たり、排水のよい、腐植質に富む肥沃な所が通する。
●苗木の選び方
苗の生産は実生で行うが、2〜3年生の地掘り苗はほとんど店に出ることはない。ほとんどが鉢仕立てで、花をつけた苗である。 ずっと鉢で育てる場合は低くて地ぎわから2〜3本に分かれているものがよいが、庭におろす場合は高さのある苗を選びたい。
●植えつけ時期
落葉している2月下旬〜3月中旬が適期であるが、開花中や12月も扱える。
●植えつけ方
鉢仕立て苗は鉢から抜き、根鉢を半分くらいくずして植えるが、植え穴は大きめに掘り、堆肥をよく植え土に混ぜ、高めに植えつけたい。
●植えつけ後の管理
放任すると枝を地ぎわから多数出して大きな株になるので、早い時期に枝を2〜3本残してほかの枝は切り取り、 一定の高さから小枝を出すように仕立てていくと、すっきりした株になる。
●施肥
冬季と8月下旬に油かすに骨粉を30%程度混ぜたものを根元に1〜2握りまいてやるとよい。
■花を咲かせるための剪定法
花芽はことし伸びた新梢の葉腋にでき、翌年春に開花する。若木のうちは徒長枝をよく出して、花芽は少ないが、 古くなるに従い長い枝にもよく花芽ができ、花が咲くようになる。放任してもわりあい樹形はまとまる。 1〜2月に長く伸びた枝は切り取るか、切り詰めるが、できるだけ自然の樹形をそこなわないようにしたい。













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