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北海道から九州にかけての山地に自宅する、1〜1.2mの落葉広葉の低木で、5〜6目、新梢の先に淡紅色の小花を
多数咲かせる。
■種 類
ホザキシモツケ、シロバナシモツケ、フイリシモツケ、ペニバナシモツケ、サキワケシモツケ、ヒメシモツケ、チ
リメンシモツケなどがある。
■栽培のポイント
樹勢が強く、土質も特に選ばないが、日当たり、排水のよい、腐植質を多く含む保湿性があるような所が適する。
根元が著しく乾くような所では堆肥を十分施してやりたい。
●植えつけ時期
芽の動きがわりあいに早いので、2〜3 月工旬、および11月下旬〜12月が適期。
●植えつけ方
植えつけについては特に注意する点はないが、植え穴に堆肥や腐葉土を混ぜ、やや高めに植える。植
えつけ後はたっぶり灌水しておくとよい。
●施肥
特にやせ地でない限り、普通の庭土であれば改めて施肥をしなくても、毎年花をよく咲かせる。しかし、株
が大きくなるに従い、1〜2月に株の周囲に溝を掘り、堆肥や乾燥牛ふんなど、有機質肥料を埋めてやると効果がある。
●病害虫
通風の悪い所ではうどんこ病やアブラムシ、カイグラムシの先年が見られる。早めに駆除していきたい。
■花を咲かせるための剪定法
この花木は新梢の先に佗を咲かせるが、前年生枝に花芽うんぬんということはなく、枝の途中から伸びた新梢や、
地ぎわから元気よく伸びた徒長枝のような新梢にも花を咲かせるので、心配なく剪定ができる。剪定は1〜2月に、
目的の高さに刈り込んでよい。ホザキシモツケは枝がシモツケに比べて少ないので、3〜4年で根元から切り取り、い
つも若い枝を多くしておくと、花房の大きな花が楽しめる。
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