サクラ(桜)
日本を代表する春の花
◆バラ科 ◆落葉低木
1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10月 11月 12月
開花
花芽形成
前定・整枝
植えつけ








樹勢の強い花木で、甘い香りも楽しめる。普及したのは昭和40年以降である。わが国には種類や品種が非常に多く、花形、花色が豊富 である。また、大きさも2mくらいから20mになるものもある。
■種 類
ソメイヨシノサクラ、オオシマザタラ、エゾヤマザクラ、フジザタラ、チシマザタラ、カンヒザクラ、ヤエペニシグ レザクラ、関山、一葉、鬱金など園芸種も多い。
■栽培のポイント
サクラは「切る馬鹿」ということわざがあるように、むやみに切り詰めることをきらうので、植え場所に適した品 種を選びたい。狭い所で大きくなるものを植えるとのちのち困る。
●苗木の選び方
信用のおける種苗店で、品種の確実なしっかりした苗を選ぶこと。接ぎ口がしっかりしていることも大切である。
●植えつけ場所
日当たり、排水のよい肥沃な所にする。
●植えつけ時期
12月と2月から花の咲くころまでが適期。
●植えつけ方
植え穴を大きめに掘り、折れた根は切り詰め、よく広げて植える。植えつけは必ず高めに植えること、植えつけ後も苗木は 絶対に切り詰めないこと、支柱をしっかり取りつけておくことなどが大切である。
●施肥
冬と8月中句ころに油かすと粒状化成肥料を等量混ぜたものを、根元の回りに1〜3握り施す。
●病害虫
オビカレハの幼虫、アメリカシロヒトリの幼虫、うどんこ病、天狗巣病などが発生する。春から飲まで定期的な薬剤散布が効果的。 天狗巣病は発生を見たら被害枝は切り取り焼却する。
■狭い庭向きの仕立て方
制定することが適さないところから、場所に通した品種を選びたい。フジザクラ、カンヒザクラ、十月桜、冬桜、一才ザクラなどが 小型でてきする。
■花を咲かせるための剪定法
●花芽のつく時期とでき方・咲き方
花芽は花の終わった直後に、伸びた新梢の短枝に、6月下句〜7月中旬に作られる。長く伸びた枝にはほとんど花芽がつかないが、翌年 は基部に花芽が作られる。
●花を咲かせるための剪定の仕方
剪定の適期は1〜2月であるが、切り口がふさがりにくく、枯れ込みやすいので、できるだけ避けたい。 しかし、樹冠内部のこまかい枝や、天狗巣病にかかった枝は、早めに切り取る。枝は途中から切るようなことは避け、 必ずつけ根から切り、切り口にはトップジンペーストM剤などの保護剤を塗って保護しておく。

★狭い庭だがサクラを植えたい。どのような品種を選良んだらよいか。
サクラは品種が多く、一般的には大きくなるものが多いが、小型のタイプもある。フジザタラ系では鴛鴦緑桜、夫婦桜、八重富士、 姫富士などの品種。サトザクラ系では旭山、松月、鬱金などや、早咲きの冬桜、十月桜、カンヒザタラなどが適する。














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