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中国原産で、北海道南部から四国、九州まで広く植栽されている花木。花の少ない夏から初秋にかけて咲くところから、
庭木、生け垣などによく使われる。丈夫で放任していてもよく育つ。
■種 類
ムクゲは自然実生で変わり花が出やすく、花の色、花形など多くのものが見られる。
■栽培のポイント
日当たり、排水のよい、やや乾きぎみの場所であれば、多少やせ地でもよく育つ。
●植えつけ時期
2月から4月上旬、および11〜12月ごろまで行えるが、遅い植えつけは避けるようにしたい。
関東南部以西では秋は花の終わったころから12月まで扱える。
●植えつけ方
普通の庭土であれば、特に元肥の必要はないが、完熟堆肥を植え穴によく混ぜ、水をたっぶりかけて植えつける。
小さい苗はそのままでよく、少し大きなものには支柱を取りつけておくとよい。
●施肥
1〜2月に、根元周囲に溝を掘り、堆肥や乾燥鶏ふんなどをスコップ1〜2杯分埋めてやる。
また、9月に粒状の化成肥料を少し根元にばらまいてやるとさらに効果的である。
●病害虫
萌芽のころアブラムシが発生し、また6〜8月ごろ根元付近にテッポウムシの被害がみられるので、注意する。
定期的に殺虫剤を散布して予防に努めていきたい。
■花を咲かせるための剪定法
春から伸びた新梢に菅をつけ、下部から順次上に咲いていく。したがって整枝は、葉がすっかり落ちた12月から3月上旬に剪定を行う。
ことし伸びた部分を切り詰めるくらいまで強剪定をしてもよいが、10cmくらい残しての剪定が無難である。
地ぎわや途中から出る不要枝は随時切り取っていきたい。
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