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花の少ない夏に、著さに立ち向かうように咲く樹勢の強い、作りやすい花木である。
■種 類
フイリキョウチクトウ、シロバナキョウチクトウ、そのほか園芸種が多い。
■栽培のポイント
強烈な太陽の下に咲く花らしく、日当たりのよいことが最も大切である。乾燥や公害にも強いので、この条件に適
せば、土質はやや悪くてもよく育つ。
●苗木の選び方
夏の高温時にはぐんぐん育つので、苗の良否はあまり関係ない。2与3年生の太い枝でも挿し木で
容易に発根するので、できるだけ太い苗を選ぶとよい。
●植えつけ時期
十分暖かくなった、5月から9月ころまでが適期である。暖地ではさらに早くから植えつけできる。
●植えつけ方
技を切って土に押しておくと簡単に根を出すほどであるから、特に気をつかうほどのことはないが、
水はけよく高めに植えつける。
●植えつけ後の管理
放任しても樹冠を大きくしてよく整えるが、技をたくさん出して大きな株になるので、早いう
ちに枝を2〜3本残してこれを幹にして育てていくとすっきりした株となる。
●施肥
特に土質が悪くない限り、施肥の必要はほとんどないくらい丈夫である。
●病害虫
春から夏にかけてアブラムシが芽先によく発生するので、殺虫剤を散布、駆除する。
■花を咲かせるための剪定法
花芽は前年生枝の頂部に作られるが、2〜3番花は新梢に作られる。このように枝先に花が咲くので、放任すると
樹冠が大きくなり、雑然となってくる。剪定は花の終わったころに行、つ。翌年はやや花つきが悪くなるが、2〜3年
目からは普通に戻る。
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