クチナシ
香りがよく薬用や染料にも利用される
◆アカネ科 ◆常緑低木
1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10月 11月 12月
開花
花芽形成
前定・整枝
植えつけ








樹勢の強い花木で、甘い香りも楽しめる。普及したのは昭和40年以降である。モクセイとともに芳香の強い花木であり、食用や薬用、 染料にもなる橙赤色の実は、冬の庭を彩る。  
■種 類
クチナシ、フイリクチナシ、オオヤエクテナシ、コクチナシ、ヒメクチナシ、マルバタテナシなどがある。  
■栽培のポイント
寒さや冬の乾燥した冷たい風を著しくきらうので、このような場所は避ける。午前中、日が当たれば十分である。 根元に強い日が当たり、乾く所は避けたい。土質は腐植質に富んだ、黒土か赤土が適する。  
●植えつけ時期
寒さをきらうので、十分暖かくなった4月中句〜5月中句、および8月下旬〜10月上旬が適期。暖地では3月から扱える。  
●植えつけ方
植え穴は大きめに掘り、堆肥を植え土とよく混ぜ、やや高めに植えつけるようにする。植えつけ後は十分灌水し、さらに腐葉土や稲 わらなどでマルチしておきたい。鉢植えの場合は古土を三分の一くらい落とし、新しい土 に植えつける。  
●植えつけ後の管理
放任すると枝をたくさん出して株状になるが、早い時期に枝を2〜3本残して枝幹とし、それ以外は発生しだい根元から切り取って株 を仕立てていくようにする。  
●施肥
2月と8月下旬ごろに、油かすと粒状化成肥料を等量混ぜたものを2〜3握り、根元にばらまく。  
●病害虫
オオスカシバの幼虫やカイガラムシの発生が見られるので、殺虫剤を散布して駆除していく。  
■花を咲かせるための剪定法
花芽は花の咲くころ伸びる新梢の項部に作られ、翌年開花する。著しく日陰の所や、秋以降の剪定(花芽を切り落とすことになる) は花つきを悪くするので、花の終わった早い時期に行いたい。













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