|
|
樹勢の強い花木で、甘い香りも楽しめる。普及したのは昭和40年以降である。白い5弁の小花が多数集まったまり状の花が枝の各葉腋
に咲く作りやすい花木である。開花期は株が白い花でおおわれる。原産地は中国。
■種 類
コデマリ、キンバコデマリ(新梢が黄色で美しい)、ヤエコデマリ(八重咲き種)などがあり、いずれも1〜2mで小庭園に適する。
■栽培のポイント
樹勢が強く、土質は特に選ばない。腐植質に富む肥沃な、やや湿潤で日当たりのょい場所が適する。
●植えつけ時期
落葉期でよく、11〜12月および2〜4月上旬くらいまでが適期。
●植えつけ方
植え穴を大きめに堀り、堆肥を植え土とよく混ぜて、水はけよく高めに植えるとよい。植えつけ後た
つぶり灌水しておけば、その後はほとんど手がかからない花木である。
●植えつけ後の管理
植えつけ後はほとんど手をかける必要はなく、放任しても毎年よく花を咲かせる。周周の木の
枝が茂って日陰をつくるようになったら、早めに周囲の木の枝を切って日当たりがよくなるようにするか、日当たり
のよい場所に移植して育てていくようにしたい。
●施肥
1〜2月か花の終わった直後と、8月下句に油かすと粒状化成肥料を等量混ぜたものを1〜2握り根元にば
らまいてやる。
●病害虫
春から夏にかけて新梢にアブラムシの被害が見られる。定期的な殺虫剤の散布が効果的。
■花を咲かせるための剪定法
ことし伸びた新梢の莱腋に花芽が形成され、翌年この芽が萌芽し、ごくわずかな新梢が伸びて花が咲く。
剪定は、4〜5年に1回、花後に地ぎわ近くから切り取り、枝の更新をはかるようにする。
|
|
|
|