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中国南部原産で、花の杏りが特によいところから、バナナツリーの別名がある。オガタマノキは花に香りはないが、
神木として神社に植えられている。
■種 類
雲南地方産オガタマ（カラタネオガタマも中国南部で同じ仲間であるが、花の形が異なる）、ペニバナオガクマポー
トワインは紅色の美しい花を咲かせるが、寒さにやや弱い。
■栽培のポイント
寒さをきらうので、植栽は関東以西の暖かい地域が適する。日当たり、排水のよい、冷たい風を防げるような場所がよい。
●苗木の選び方
苗は高取り法によって作られるので、実 生苗のように一律にそろった苗はない。根元がまっすぐに
なっていて、小枝が四方に出て、技も太くてしっかりしている苗を選びたい。
●植えつけ時期
東京付近では5月上旬1中旬に、暖地なら3〜4月に扱える。
●植えつけ方
鉢仕立ての苗は、根鉢の表面の土を少しくずす程度で植え穴におさめ、高めになるように植えつける。
植えつけ後は支柱を取りつけて芯を立ててやるようにする（移植をきらうので、植え場所はよく考えてからがよい）。
●植えつけ後の管理
ほとんど手はかからず、放任してもわりあいに樹形を整える木である。
●施肥
2〜3月と8月下旬に、油かすと粒状化成肥料の等量混ぜたものを、木の大きさに応じて根元に施す。
●病害虫
特にない。
■花を咲分せるための剪定法
花芽はことし伸びた新梢の葉腋に作られるが、元気のよい徒長枝にはつきにくい。
花芽のない徒長枝は、2月上旬につけ根または3〜5芽程度残して切り詰める。
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