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リンゴ属では唯一花の観賞を目的とする中国原産の花木。わが国の気候風土に適し、その春らしい色合いから広い範
囲に植栽され楽しまれている。別名ハナカイドウとも呼ぶ。
■種 類
ヤエカイドウ、オオヤエカイドウ、ミカイドウなどがある。
■栽培のポイント
日当たり、排水のよい肥沃地が適し、植え穴に完熟堆肥や腐葉土を混ぜ保湿性を持たせる。
日陰では花つきが著しく悪くなる。
●植えつけ時期
閏東以西の暖かい地方では12〜2月。東北以北の寒い地んでは、3〜4月のころから開花中に行う、つ。
●植えつけ方
植え穴は大きめに堀り、堆肥を植え土とよく混ぜ、根を四方に広げて植える。枯えつけ後は卜分水をかけ、地上部を下分くらいに切り
詰め、支柱をしっかり取りつけておく。鉢仕立て苗は、根鉢の周囲を少しくずして前述の方法で植えつける。
●施肥
2月と8月に油かすと骨粉を等量混ぜたものか、粒状化成肥料を根元の回りに2〜3掘り施す。
●病害虫
芽出しから夏にかけてアブラムシ、テッポウムシ、赤星病などが発生する。殺虫、殺菌剤を定期的に散布。
■花を咲かせるための剪定法
花は長い枝には咲かず、今年乍の短くて太い、ずんぐりした枝の頂芽が花芽になり、翌年4〜5月にこの芽がわず
かに伸び、2〜3枚の葉を出して花を咲かせる。剪定は、葉の落ちている11月下句から2月にかけてが適
期。樹形全体の姿を見ながら、樹冠内部の花芽のないこまかい枝を切り取る。次に頂部のほうに多くある長い徒良性
の整理を行うが、徒長技はすべてつけ根から切らず、必ず基部を数芽から10芽くらい残して切る。この残した部分に
花芽のつく短枝を作っていくようにする。
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