ハギ(萩)
しっとりとした趣を感じさせる秋の花
◆マメ科 ◆落葉低木
1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10月 11月 12月
開花
花芽形成
前定・整枝
植えつけ








秋の七草の一つで、身近な山野に自生が見られるハギ(ヤマハギ)をはじめ、いくつかの品種が見られる。
■種 類
ミヤギノハギは東北から北陸に分布する、細枝を長く伸ばし、紅紫色の花を咲かせる最も多く植えられている品種。 シロバナハギ(ミヤギノハギの変種)は前種の白花種。キハギは紅紫色の花を6〜8月ごろ咲かせるハギで、根元が太くなる。そのほかマルバハギ、 ヤクシマハギ、サツマハギなどがある。
■栽培のポイント
マメ科植物の特徴ともいえる根瘤バクテリア菌を持っているので、やせ地でも平気で育つほど樹勢が強いが、日陰では育たない。 日当たり、排水のよい、やや乾く所が適地。
●植えつけ時期
2月下旬から3月中旬ごろが適期であるが、暖かい所ではもっと早く、北国では遅く行う。遅い場合は芽を傷めやすいので、十分注意して扱いたい。
●植えつけ方
土質はほとんど選ばないが、植え土に堆肥を混ぜ、高めに土を盛って植えつけるが、やや探植えにして、枝条をよく出すようにするとよい。 落葉期の植えつけは地上部を切り取って植えるとよい。
●施肥
2月下旬〜3月上旬と9月に、油かすに骨粉を20〜30%混ぜたものを、2〜3握り根元に与える。
●病害虫
春にアブラムシがつく程度であるから、発生しだい駆除していきたい。
■花を咲かせるための剪定法
花はことし伸びた新梢の中ほどから先につくので、新梢を切るようなことは避けたい。剪定は2月に行うが、株仕立ては地ぎわで切る。 スタンダード仕立ては太い枝を2〜3本残し、ほかは地ぎわから切り取り、残した枝は1.2〜1.5mの位置で切り、小枝を発生させる。













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