ドウダンツツジ(満天躑躅)
小さい白い花と秋の紅葉が美しい
◆ツツジ科 ◆落葉低木
1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10月 11月 12月
開花
花芽形成
前定・整枝
植えつけ








春に白いつぼ状の小花を咲かせるが、花よりも刈り込み樹形や秋の紅葉が観賞の対象となっている。最もよく植えられる庭木の一つである。
■種 頬
矮性のツクモドウダンツツジ、ペニドゥダン、属を異にするサラサドゥダンツツジ、ペニサラサドゥダンツツジ、アブラツツジなどの近縁種も多い。
■栽培のポイント
土質は特に選ばないが、腐植質に富む、赤土か黒土の所がよく育つ。日当たり、排水のよいことが、花つきや秋の紅葉を美しくする条件といえる。
●植えつけ時期
細根性なので、植えつけは周年といえるほど行えるが、適期は2〜3月、および11月下旬〜12月。
●植えつけ方
細根性のため、軽いこまかい土で高めに植えるとよい。植え土に堆肥を十分に混ぜ、保湿性を持たせることが大切である。
●植えつけ後の管理
美しい紅葉は夏の日照が十分あり、9月以降は日中と夜間の温度差が大きく、朝夕の空気中の湿度が高いような環境がよい。夏の日照りのときには朝夕 十分に灌水し、夏に葉を落とさないように管理することが最も大切である。
●施肥
窒素過多にならないように、油かすに30〜40%の骨粉を混ぜたものを、2月上旬に1に対し、9月上旬に0.5の割合で根元にまけば十分である。
■花を咲かせるための剪定法
花芽は今年生枝の充実した短枝に項生するが、個体差と刈り込みによってあまり咲かないことがある。萌芽力もあり、刈り込みに耐えるので、 玉仕立てや生け垣に多く用いられる。美しい紅葉を望む場合、関東では6月中旬までに刈り込みをすませたい。紅葉が終わり、 葉が落ちた冬に軽く刈りそろえておきたい。













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