|
|
ブラジル原産の常緑性のつる植物。造花を思わせるような南国情緒豊かな花（苞）を枝先にびっしり咲かせ、熱帯から亜熱帯に広く植栽されている。
わが国でも房総南部から伊豆以西、四国、九州南部では戸外での生育が見られる。
■種 類
花の色は紅色や紅紫色が一般的であるが、濃赤、橙黄、濃桃、白色、斑入り葉など、多くの品種が見られる。
■栽培のポイント
日当たり、通風のよい、よく乾くような所が通し、窒素過多は避ける。
強い日照量と20度以上の温度ができるだけ長く続くことが、よい花を咲かせるポイントである。
●植えつけ時期
温室など保温施設を持たない場合は、十分温かくなった5月に入ってから扱いたいが、関東南部以西の太平洋岸沿いの暖地なら4月から扱ってよい。
さらに9月（暖地では9〜10月）も適期といえる。鉢植えは花が終わるころに植えかえをするとよい。
●植えつけ方
普通の庭土でよい。堆肥を植え土に混ぜてやるとよく、水はけよく高めに植えたい。
●施肥
窒素過多は絶対に禁物であるが、肥料切れにも十分注意したい。油かすと骨粉を等量混ぜたものか、リン酸（P）とカリ（K）成分を多く含む、
粒状化成肥料を使い、木の生育に伴い適宜施してやる。
●病害虫
アブラムシやカイガラムシの被害が見られるので、定期的にマラソンやスミチオン乳剤や、スプラサイド乳剤を散布、駆除していきたい。
■花を咲かせるための剪定法
家庭園芸の中では花を咲かせることのむずかしい花木の一つに挙げられている。
鉢仕立ては花後に発生した枝は、伸びきったところで数芽残してピンチし、これをくり返して樹形を整えながら、木を作っていくが、
十分日に当て、小さい鉢で乾かしぎみに育てることがコツ。
|
|
|
|
