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マロニエと呼ばれるセイヨウトチノキとアメリカ産のパピアと呼ばれるアカバナトチノキの交配種。
5月ごろ枝先に朱紅色の小花を多数つける、樹勢の強い樹種である。
■種 類
パピアは矮性で、実生した年に開花するものも見られるほど花つきのよい品種で、これは片親のアメリカアカバナトチノキである。
バブリフォリアはアメリカ原産の矮性の白花種。
■栽培のポイント
土質は特に選ばず、耐寒性もあり、たいがいの所で育つが、日当たり、排水のよい、肥沃な所が適する。
樹冠は大きくなるので、植え場所には余裕をもって植えるようにしたい。
●植えつけ時期
落葉期の2月〜3月上旬、および11月中旬〜12月であるが、寒い地方では春植えが通する。
●植えつけ方
鉢で育てたいときには、6〜7号くらいでは毎年、それ以上は隔年くらいに植えかえていきたい。
庭では植え穴八を大きめに掘り、堆肥を植え土とよく混ぜてやや高めに仕上がるように植えて十分灌水しておく。
植えつけ後はやや長めの支柱を取りつけておきたい。
●施肥
油かすに骨粉を40%程度混ぜたものを、2月と8月下旬に3〜4握り根元に散布してやる。
鉢植えは2月と6月上旬、9月上旬に追肥していく。
■花を咲かせるための剪定法
・放任しても樹形をよく整えるので、剪定の必要はない。花芽は項芽に作られるので、花が終わったあとに新梢を切り詰めることは避けなくてはならない。
・全体の整枝は菓の落ちている冬季に、花芽のない貧弱な枝や、樹冠内部のふところ枝を切る程度にしたい。
・鉢植えで低く仕立てたいときには、花が終わるころに上部の芽を細い刃物で削り取り、下の芽を大事に育てていくようにする。
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